はじめまして、絶賛育児休業中のryoです!
妻と6ヶ月の息子一人を持つ30代半ばのサラリーマンです。
昨年12月から半年間育児休業を取得しました。
この記事ではそんな僕がどんな考えから育児休業を取得したのか、実際に取った事でどんなメリットがあったかについて書いていきます。
ネガティブな理由で育休取得を諦めていた方に、こんな考え方もあるよ!
僕自身取得してみて今はこんな毎日を過ごしているよ!
という事を知ってもらい、一つの参考にしてもらえたら嬉しいです。
もくじ
- 育児休業を取得したいけど、踏み出せない男性の方
- 男性の育児休業にネガティブなイメージを持っている方
- 自分の夫にも育児休業を取ってもらいたい女性
男性の育休はリスクが高い?
男性の育休はそれに伴うリスクが足かせとなって踏み切れないパターンが多いと思います。
例えば
- 職場の上司や同僚の理解を得られない
- 業務の引き継ぎが難しい
- 収入が減る
- 復帰の際のポジションがなくなる不安
確かに不安に思う事は多いですよね。。
これらは実際に起こり得る問題だし、育休取得を考える上で重要な判断基準です。
家族が増えるのに収入が減ってしまう?そもそも会社に受け入れられるのか?復帰後の待遇は…。。
考えだしたらお先がどんどん暗くなって、、とりあえず無理だなぁと諦める結論に…。
そういった先の見えない不安はみなさん感じているようで、僕が育休を半年取っていると言うと相当驚かれます笑
実際僕も取得するまでこういった悩みが無かったわけではなく、妻ともよく話し合いをしてました。
しかし、悩むうちにこのリスクは、本当に男性の育休を諦めなければいけない程の理由なのか?
と考えるようになりました。
というか、そもそも本当にリスクなのでしょうか?
育休に対する考え方
育休は取ったら取ったで新たな先の不安も付き纏う、いわゆる諸刃の剣的なイメージは無いでしょうか?
もちろん冷静に考えて、生活が困窮する程にトータル損をしてしまう事が多ければ辞めるべきです。
ですが、そうでない限りは間違いなく取るべきだと思います。
僕がなぜそんなに言い切るのかというと、こんな考え方に行きついたからです。
・自分の人生は自分のもの
もう結局これです笑 いや、ただの精神論かい!と思うかもしれません。
しかし、僕が行きついた思考は極論かもしれませんがこんな単純なものでした。
確かに一時的に収入は下がりますし、少なからず上司や同僚には迷惑をかけてしまう部分も出てくるわけですから、
思うところもありました。
復帰する際、自分が抜ける間の欠員補充や組織改編などで、元居たポジションにそのまま戻れないかもしれない。
ですが、寝返りをして僕に微笑みかけてくる息子を前にした時、自分自身に問いかけました。
だからどうなんだっけ?
ぶっちゃけた話一般的な会社員である僕が、一時的に育休を取ったからといって
会社の経営が傾く事はまずあり得ませんし、 業務の引継ぎに関しても、システムを変える事で補える部分も多い。
育休制度に関しては別の記事で改めてまた書こうと思いますが、
収入に関しても全くの無収入になるわけではありません。
確かに収納は減りますが、免除されるものもある為実質給与の約8割程度はもらえます。
これだけ聞くとただの無責任野郎が、仕事をほっぽり出しているだけだ!とお叱りを受けるかもしれません笑
ここで勘違いしてはいけないのは、育休の取得は個人のワガママを周りの方に押し付けているわけではありません。
ひとりひとりに与えられた「権利」であって、この少子化の世の中、社会全体で子育てを応援しましょう!
という制度です。(と僕は思っています。)
それを使う事は本当に無責任野郎なのでしょうか?
とはいえ、権利だからなんでもアリという程僕も破天荒ではありません笑
周りの方には見えない部分も含め色々とサポートしてもらっている事は事実です。
特に僕の場合は忙しい年末の時期にも関わらず、すんなり受け入れてくれた上司や同僚、
会社に対してはとても感謝しています。
こういった周りの理解も大切ですが、
自分の人生は誰の為にあるのか?自分にとっての幸せは何なのか?
もう一度冷静に考えてみるのもいいかもしれません。
・収入の2割が「減る」のではなく、その分で時間を「買う」
家族が増える喜びと同時に、責任も生まれ、お金に関してはみなさん同様僕も非常に敏感です。
そんな中、育休を取るのはいいけど収入が減るという判断は本当にあっているのか?と悩む方も多いはず。
とはいえ、息子にとっても家族にとっても一度きりの乳幼児期、2度と戻って来ない貴重な時間です。
ましてや、息子の人格形成においても重要な時期とも言えます。
僕も妻も悩みました。。が、ある時ふとこんな考えが頭に浮かびました。
その貴重な時間をたかだか収入の2割で買い取れるのであれば、こんな安い買い物は無いんじゃないか?
むしろ家賃や光熱費と同じで、期間限定で少しいい家に引っ越しただけだと考えてもいいかもしれません。
人生の時間は有限です。
その時間をお金で買い取る事が出来るとなれば、買わない判断をする人の方が少ないと思います。
これに気付いた僕にもう迷いはありませんでした笑
男性の育休取得はメリットしかない!
僕は今回実際に育休を取得してみて、もし次の子供が出来たとしても絶対にまた取りたいと思うほど有意義に感じています。
ではどういった点が具体的にメリットだったのかというと、
- 子供の成長をリアルタイムで体感できる
- 育児の負担が分散出来る
- 自由な時間が手に入る
・子供の成長をリアルタイムで体感できる
これは先にも言いましたが、お金を払ってでも体感するべき経験だと思います。
仕事に打ち込む事、熱中する事は大事な事です。
ですが、人生で一番人間として成長できるのはこの経験なのかもしれないと思っています。
僕は元々子供が得意なタイプではありませんでした。 つかみどころがないというか、、どう接していいのやら。。
ただ、いざ自分の息子が生まれて、日々成長していく姿を見ていくと
いつの間にか子供に対する苦手意識はなくなっていました。
これは今まで知らない事だらけで未知数だった「子供」を実際に育てた事で知り、
不安がなくなったんだと思います。
僕にとってこれは自分自身大きな変化の一つだなぁと実感しています。
ありきたりかもしれませんが、子供を育てながら親である自分も育ててもらっているわけです。
・育児の負担が分散出来る
働きかたは多様化してきていますが、子供を育てる事に関しては女性の方が負担が大きいのは変わらない事実です。
どんなに頑張っても男性は母乳は出せませんし、精神的なしんどさも女性より少ないでしょう。
ある時妻が、僕が家にいない日常がもう考えられない。いなかったら何も家事が出来てなかったと言っていました。
別に自慢したいわけではありません笑
僕の妻は妊娠前、仕事を頑張りすぎた事で体調を崩した経験があります。
今は体調も安定して楽しく過ごしていますが、これも僕が育休を取得した理由の一つです。
僕自身、妻が楽しそうにしている事で安心出来ますし、お互い休む時間が作れるのは心身共に重要だと思います。
とはいえ、これは何も僕の家に限った事ではないと思います。
世の中のお母さんのほとんどは一番近いパートナーに助けてほしいはずです。
・自由な時間が手に入る
これは、ちょっと育児の観点とは違う育休を取る事で生まれる副産物的なメリットです。
でも、実際僕が育休を取得したのは、半分はこのメリットの為と言っても過言では無いです。
僕の場合、家族との時間を楽しむ期間という部分と、
自分の人生について一度立ち止まって今後を考える時間
という2つの意味合いで取得しました。
要は転職やら独立やら、自分のこれからの方向性を一旦考える期間として活用しようという事です。
普通に働いている中では、ふとした時に何かアイディアが浮かんだり、
やりたい事があっても就業中はどうしても時間を拘束されてしまいます。
そうすると何か次に動きたいと考えていても、行動が先送りになってしまいがちです。
そうやって気付くと時間ばかりが経ってしまい、結局その時やりたかった事を諦めてしまった
という経験が僕にはありました。
息子が生まれてこれからの人生をより考えるようになり、この期間を更に有効活用しようと思いました。
その一環としてこのブログも始めましたが、
僕はこの期間を使って今後自分がやりたいと思う事に向けて少しずつですが動いています。
それに関してはまた別の記事で書きますが、ありがたい事に妻も理解して応援してくれています。
ただ、当たり前ですがこれは育児、奥さんのサポートが前提です。
みなさんもしっかり家族で話し合った上で、この期間を別の事に有効的に活用してみるのもいいかもしれません。
まとめ
もちろん考え方は人それですし、仕事においての立場や家庭の事情もみなさん違います。
なので僕のこの考えが絶対に正解というつもりは全くありません。
なんせ、まだ生まれたての1人目の子供に夢中になっているただの新米パパです笑
これが2人目、3人目となればまた話は変わってくると思いますし、家族の理解も必要です。
僕が重要だと思う事はあくまで「考え方」です。
結局自分の人生、何がどうなれば幸せに過ごせるのか?
どんな家庭、家族を築きたいのか?
これに尽きると思っています。
生きる事は取捨選択の繰り返しだと思うので、ただのきれいごとかもしれませんが、
この考え方を土台にしておけば色んな判断をする際に、迷いが少しは減るんじゃないかなぁと思っています。
みなさんも良かったら参考にしてみてください。